贅沢貧乏「フィクション・シティー」

贅沢貧乏「フィクション・シティー」を見た。傑作だ!何か大きなものに強いられるのではなく、「自分で自分の人生を生きる」っていう強い決意を感じた。 俳優それぞれが何かの「役割」を演じさせられてるという実感を持ったメタ的な演劇。誰かに課せられた言…

5月4日

ジャック・タチ「ぼくの伯父さん」【DVD】 出版社/メーカー: 日本コロムビア 発売日: 2015/02/25 メディア: DVD この商品を含むブログを見る 朝、DVDでジャック・タチ「ぼくの伯父さん」を観る。ユロさんを主人公としたシリーズ映画。その続編にあたる「プレ…

黒い時計の旅

黒い時計の旅 (白水uブックス) 作者: スティーヴエリクソン,Steve Erickson,柴田元幸 出版社/メーカー: 白水社 発売日: 2005/08 メディア: 単行本 購入: 9人 クリック: 115回 この商品を含むブログ (128件) を見る スティーヴ・エリクソン「黒い時計の旅」読…

4月9日〜10日 

netflixでちょこちょこ観進めていたアニメ「ピンポン」完走する。実写映画もそうだったけど試合風景をどう表現するかという点でかなりの工夫が見られていた。なにより素晴らしいのはあの絵。湯浅政明さん天才だ。「夜は短し歩けよ乙女」鑑賞へと弾みがついた…

4月7日

早起きしたので映画を観ることに。レンタルしていた小津「秋刀魚の味」。あんなに喋る人が変わるごとにカメラが切り替わるんだな。特徴?であると言われるローアングルのショットは良かった。話題のクーリンチェを見てから、ヤンヤン 夏の想い出と続けてエド…

立川吉笑第一回公演「長屋の花見」

落語は大学の授業で履修していたものの、いかんせん不真面目な学生だったため、基本的な用語をなんとなく、有名な演目をいくつか知っているという程度。そんな自分が初めて自分の落語の公演に足を運んでみた。立川吉笑に関しては一度音楽イベントで「ぞおん…

滝口悠生「死んでいない者」 青木淳悟「私のいない高校」

を続けて読んだ。感想を書こうと思っていたけど、読み終わってから少し期間が空いてしまった。という言い訳。おぼろげながら思い出してみる。また言い訳。手にしたのはたまたまだったけれど、どこか繋がりのある作品であるように感じる。この2冊のストーリー…

3月23日

深夜にコインランドリーに行って洗濯物を乾燥機にかけるのが好きだ。今年に入って月に1、2回はそうしているような気がする。日々の怠惰が重なって洗濯物がたまり混んでしまったときに行くことが多い。本当にわずかだとしてもどうでもいいことにあまりお金を…

3月21日

岸政彦『断片的なものの社会学』を読んだ。冒頭の1ページからすごく引き込まれる話が載っていて、これは絶対面白いと感じて読み進めた。社会学者である著者が多くの人に聞き取り調査などをするなかで、結果的に学術的に意味のあるものではなかったけど、何か…

最近みた演劇、うろ覚えの備忘録

バストリオ「TONTO」は夏目漱石「夢十夜」から着想を得たという作品。「こんな夢を見た」という語りから、10編のエピソードの断片が紡がれる。全く予備知識もなく、それも初めて観た劇団だったので全体像を掴むはなかなか難しかったことは事実。でも複雑な舞…

AV女優 戸田真琴さんのコラム

AV女優 戸田真琴さんのコラム「悩みをひらく、映画と、言葉と」がすごくいい。「シン・ゴジラ」や「この世界の片隅に」を取り扱ったブログで話題を集めていた彼女。この連載記事では映画を切り口に読者などから寄せられたさまざまな悩みを取り上げていくんだ…

2017 2/21

ブログを始めようと思って3、4年が経った気がする。2017年こそはという思いもあったけどダラダラとやり過ごし気づけば2月も終わろうとしている。どうせならキリのいい3月から、いや新学期の4月からと囁く怠惰を振り切っていまから書き始めたい。こんな中途半…